1か月前にギャラリー間が主催している展覧会「堀部安嗣展 建築の居場所」の企画で鎌倉山の集会所の見学会に参加しました。
初鎌倉でしたが、鎌倉近代美術館も外観のみ見学しつつ、現地へ。
実際に設計者から設計の経緯や考え方をお聞きし、目の前で実作を見る、という体験は大変有意義なものでした。
堀部さんの語り口調も優しく、人となりが表れています。
本年度の学会賞を受賞された日本を代表する建築家の作品でありながら、すでに地域の住民の手に委ねられ、愛されているのがよくわかりました。
建物としての完成度はもちろん高く、スケール感もいいですし、様々な居場所が確保されている、すがすがしい施設です。
どうしても展示されている実施図面や丁寧に検討されたディテールを見てしまい、「木を見て森を見ず」的になってしまうのは、職業病でしょう。
こういった見学の機会・企画が関東のみならず、地方でも行われるといいのですが、実情は難しい面もあります。
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