家族の協力もあって、展覧会の為に上京してきました。
先月末から開催されている、「安藤忠雄展」を鑑賞する為です。
やはり日本人は安藤忠雄、その人の生い立ち(独学含め)や様々な逸話、人柄も含めて大好きなんだなと感じました。
それは安藤さんの生み出すコンクリート肌の建築が、日本人の琴線に触れる美しさを持ち合わせているからなのだと思います。
今までもいろんな安藤展を見ましたが、規模は最大ですし、初期作から現在までの展開を、設計図の原図を見ながら感じることができるので、とても楽しいものでした。
「光の教会」の1/1を体感できるので、開場と同時に混みあい、それでも原図と見比べることもでき大満足。
安藤さんの作品は70年代後半の最初期から80年代後半、90年代前半までのものが一番面白いと思っています。
今はスケールも建築費もクライアントも大きくなりすぎてますし、安藤さんも年をとったのかな、と感じます。
それも時代の流れでしょうが、やはり魅力的な建築家であることは間違いないです。
日本の家展も東京国立近代美術館で開催中です。戦後建築を系統だてて展示しており、見ごたえがあります。
清家清の「斎藤助教授の家」の一部がモックアップで展示されており、これも見どころ。
特に施主がインタビューに応える、という映像がいくつかあり、面白いです。
施主あっての建築家であり、建物なんだと改めて感じます。
短い時間でしたが、東京の風を感じることのできた1日です。
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